昔は良く見かけた雨といの形ですが…手入れが難しい

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昔は良く見かけた雨といの形ですが…手入れが難しい

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2019/04/29 昔は良く見かけた雨といの形ですが…手入れが難しい

箱とい、内側、土ぼこり

 

宮下板金①

 

飯田市の新規のお客様、屋根塗装、外壁塗装で当社のWEBサイトを検索して頂き、定期的に更新をしているブログを見に来て頂きありがとうございます。また定期的にご覧いただいていますお客様、いつもブログを見て頂きましてありがとうございます。

 

今、お客様がお持ちの住宅もリフォームをする事で長持ちさせる事が可能になります。またリノベーションをする事で今の住まいの機能や性能を変える事が出来て、快適さを手にする事も可能になる最新の情報や考え方を提供できる場にしています。その為には住宅の今と昔、技術的な考え方を知ってもらう事も必要になります。

 

 

◇折板屋根に取り付けられている雨とい


 

まずはこちらの写真1枚をご覧ください。

雨とい、鼻隠し

 

折板屋根の先端に取り付けられた雨とい兼鼻隠しになります。折板屋根の断面を隠す目的や屋根のケラバ(勾配昇り側)を同形状で巻きつけた時の意匠が良くなる様な施工を以前はよくやっておりました。当時は今のような既製品の雨といや鼻隠しパネルのような物が頻繁に使われていなかったので、我々のような板金業者が鋼板を加工して取り付けていました。

 

さて、写真の雨とい兼鼻隠しが現状どのようになっているかです。

 

経年劣化で起きてしまう現象としては、ゴミが詰まる事による雨水の溢れ、ゴミのつまり、鋼板のさびと穴あきが考えられます。事実、そのような事から交換を行っているのが実情になります。次には関連の写真3枚を載せておきます。

 

箱とい、内側、土ぼこり

 

箱とい、内側

 

落し口、排水口、つまり、内側

 

意匠的な事はお話をしましたが、こちらの様な雨とい兼鼻隠しの何が問題となるのかと言いますと下記に箇条書きで書いておきます。

 

①雨とい自体に水勾配(雨といの傾斜)がない事

②折板屋根の先端を包む形で取り付けている為に掃除がしづらい、出来ない

③使われている鋼板の表裏の裏側が雨水、土ほこりを受ける面になる

 

ほぼ、この3点が元で傷んでしまい交換するのが現状になっております。ただし、3つの内の②と③がある程度解消が出来れば長持ちするかと思います。それには次の考え方があります。雨とい内に土ほこり等は入り込んでしまいますが、樋の中を定期的に水洗いが出来ればつまる要素が無くなるかと思います。ただし、落ち葉等になると堆積し舞う場合には必ず除去しなくてはいけません。お客様自身が出来る事と出来ない事があります。専門業者の我々でしたら取り付け用のビスを外すなどの事を行い掃除する事が可能になります。

本来、落ち葉等が落ちるような場所にこのような雨といを取付ける選択はありません。

 

さて、鋼板の表裏の事ですが、現在鋼板製の雨といに使われています材料の鋼板は両面塗装がされたものを採用しています。両面塗装とは両面同じ色の焼き付け塗装をしたものかリバーシブル出来る様に片面ずつ違う色で焼き付け塗装をしたものがありますので、その材料を使う事が出来れば、片面塗装の鋼板の様に錆びの進行が起きる事はないです。

 

(鋼板の解説)

両面塗装鋼板⇒鋼板の両面に仕上げの塗装が施されていて2コート/2ベークの塗装と

焼き付けがされた鋼板になります。鋼板製の雨といに使われている。

片面塗装鋼板⇒両面の塗装鋼板とは違い、片面は紫外線、風雨等の影響が小さいために

裏面には塗装は施されているものの、サービスコートとしての考え方と

して1工程除いた状態の塗装はされた鋼板になります。屋根材、壁材に

使われている。

 

◆現在の雨といは変わってきている


 

雨とい自体の素材は現状では鋼板製と塩ビ製になっています。既製品の雨といに関しては両面の塗装鋼板を使っておりますし、塩ビ製の雨といも形状や製造方法や取り付ける地域によって芯材に鋼板を入れたものがあるなど…より長持ちする様になっています。また大型の建物では雨といを鋼板から加工して取り付ける場合においても塩ビ製(鋼板の心材が入ったもの)の鋼板使うなど、より維持管理しやすい材料は出てきているのが現状になります。

 

◎まとめ


 

雨といに使われる素材は確実によくはなっており、初期の投資で良いものを使う事は建物の重要な部分になっています雨といにとっては大事な事だと考えます。ただし、雨といの維持管理に関しては建物の周辺の状況を把握される中で、定期的には雨といの中の掃除はされた方が良いと考えます。場合によっては塗装被膜の維持の為に塗装を施す事もおすすめしたいと思います。

昨今のような急激な雨(ゲリラ豪雨)が起きた場合に雨といの維持管理がされていないと建物への影響は想定が出来ない状況になると考えますので、一度確認をされるようにお願いをさせてもらいます。

 

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飯田市で屋根塗装や壁塗装に、新たに暑さ対策を含めた建物の屋根、壁、雨といの改修をします。当社の紹介や仕事の内容、お得な情報を定期的発信していますブログになります。

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毎回変えて発信をします。

 

宮下板金②、雨漏り110番②

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

 

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