屋根は塗装すればきれいにはなるが…

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屋根は塗装すればきれいにはなるが…

スタッフブログ

2019/08/12 屋根は塗装すればきれいにはなるが…

飯田市の新規のお客様、屋根塗装、外壁塗装で当社のWEBサイトを検索して頂き、定期的に更新をしているブログを見に来て頂きありがとうございます。また定期的にご覧いただいていますお客様、いつもブログを見て頂きましてありがとうございます。

あいさつ

 

今、お客様がお持ちの住宅もリフォームをする事で長持ちさせる事が可能になります。またリノベーションをする事で今の住まいの機能や性能を変える事が出来て、快適さを手にする事も可能になる最新の情報や考え方を提供できる場にしています。その為には住宅の今と昔、技術的な考え方を知ってもらう事も必要になります。

 

 

◇塗装する必要がない素材でも塗ればきれいになる


 

まずは1枚の写真をご覧ください。

銅板屋根、段葺

写真に写っている屋根材は鋼板製の段葺になりますが、鋼板の素材は“銅板”になります。しかもこの銅板の表面は緑青(ろくしょう)加工がされているものです。銅板は皆さんでもお分かりになる様に普段使われています硬貨の10円玉になります。銅と言う素材は最初キラキラしている状態から、空気や手で触る事で起きる酸化等で表面が素材変化をしています。通常目にしているのは赤茶けた感じのものが多いかと思いますが、さらに表面の変化が起きて行くと緑青の状態になります。

 

この状態になるとほぼ変化は止まります。その状態を目に出来るとすれば神社仏閣等が一番かと思います。参考までに写真をいくつか載せておきます。

日本金属屋根協会

銅屋根クロニクルNo.7 湯島聖堂 

 

銅屋根クロニクルNo.39 妙福寺

 

 

さて、銅板の経年変化は長く掛かる事や地域や周囲の状況によっても違ってきます。今回の銅板の屋根の緑青は人工的に発色をしたものになります。人工といっても薬品を使った化学変化になります。我が社でもそのような人工発色をさせた銅板で屋根を葺いた事がありますが、今回紹介をします屋根の様に色の定着が難しく、長い間に色が剥がれ、薄くなる現象は見かける事があります。

 

通常の考えですが、銅板屋根で葺かれたところに色付けをする事はほぼないと思います。今回のような事は滅多に見られないとは思いますが、その意図は正直わかりません。ただ色としてみたとしたら正解かもしれません。

 

◆業者は何でも塗れると考えている


 

正解を聞くわけにはいきませんが、仮に素材が銅板とわかって塗ったとしたらどうなのでしょう!?我々専門業者からしたら元々錆びるとか色の変化が起きる銅板に単なる着色がされることに関して…。

元請の業者も塗装業者もこの鋼板製の屋根の素材が…銅板と知らずに塗っていたかも?

少し疑念がわきますが、この事については我が社自身が追及して行く立場ではない事は承知しているので、この場限りにしておこうと思います。ただし、当社が関わりますお客様がいたら、このような事が起きないように対処は行って行きます。

塗装の工程を見る限り、表面に錆止めを行い、仕上げ塗装を2回行っているかと思います。この先の経年変化がどのようになって行くかについては大きく変わってきた時点にしたいと考えます。

銅板屋根、塗装

 

 

 

◎まとめ


 

鋼板屋根自体も現在はガルバリウム鋼板を主流に、ステンレス鋼板、アルミ、銅、チタンが出廻っております。後半の2種の素材に関してはほぼ塗装がいらない素材になっています。その為に大きな建物や歴史ある建物に使われているのが現状です。

塗料の材料は鋼板と同様に顔料自体に性能を持たせたものが増えてきています。ただし、その塗料をどう利用して行くかは塗装業者の知識、技能に掛かってきます。塗ればきれいになるという良い方ではお客様の建物を維持して行く為の手伝いにならないと考えます。

 

  • 宮下板金工業からお客様へ

飯田市で屋根塗装や壁塗装に、新たに暑さ対策を含めた建物の屋根、壁、雨といの改修をします。当社の紹介や仕事の内容、お得な情報を定期的発信していますブログになります。

発信します情報は建物に使う材料、素材や施工方法、注意点など…当社が扱う範囲以外の

ものも含めて多くの情報がお客様に取って解決が出来るような発信を行なって行く様に

毎回変えて発信をします。

お礼

 

 

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