もうここまで錆びてしまったら塗装は出来ません!

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もうここまで錆びてしまったら塗装は出来ません!

スタッフブログ

2019/12/16 もうここまで錆びてしまったら塗装は出来ません!

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

 ◎この錆びついた屋根を塗装することは可能か?


 

まずはこちらの画像を2枚ご覧ください。

錆び付き、塗装、維持

 

屋根、横葺、錆び

 

屋根は横葺き屋根になりますが表面は錆びついています。もうこれ以上は錆びつかないくらいの状態になっています。なかなかこのような状況を見かけるのもないと思います。

さて、この状況からどうしていくのが良いでしょうか?

まずはお客様へ現状は知ってもらいます。と同時にお客様自身が塗装を考えられている場合のリスク等に関して詳細に話をして行きます。鉄に付く錆ですが、どこまで錆が進行しているかを理解いただきます。通常は表面までで芯まで錆が進行することはありません。

 

ただし、この表面に付いた錆をどうしていくべきか!?

通常塗装を行う仕事の中で行う工程の中にケレンという作業があります。錆を除去する作業になります。ワイヤーブラシ、ペーパー掛け、サンダー掛けなどがあります。表面に付いた錆を完全に除去できるかといえばかなり難しいと考えます。

 

今回のような鋼板屋根の場合、鋼板は0.35~0.4mmであることからあまり無理をして機械掛けを行うと芯材への影響が考えられます。ただし、あまり除去作業に手間をかけておかないと次の錆止め作業に影響が出ます。錆止め作業は錆びを止めることや上塗りの密着度にも影響が出ます。

 

このような説明を行う中で、お客様に何をわかってもらうのか?

出来る事なら…塗ることは避けてもらう事になります。ただし、表面の錆び方によります。状態によっては塗ることも当社としては進めます。塗ることで長持ちはしますし、金額的にも抑えることができます。

 

〇錆びついた表面は他へうつる


 

次の画像をご覧ください。

錆び、もらい錆び、樋

 

屋根の錆びですが、雨が降り屋根を流れ落ちていく中で雨といの中へ入って行きます。鋼板屋根も鋼板製の雨といも最初は色がついていて錆びてはいません。しかし経年劣化で色落ちが始まり、錆び始めていきます。今回のような屋根が錆びついた状態となると錆水は常に雨といの中に入ることはわかるかと思います。本来雨といも鋼板ですから錆びるようにはなりますが、今回のように屋根の錆水で錆びるケースはそうはありません。今起きている現象は「もらい錆び」になります。上から流れてくる錆を雨といが受ける形で錆びてしまいます。

 

他の部分も確認しましたが、ほかの部分は瓦屋根のためにこれほど錆びてはいませんでした。仮に屋根を葺き替える事がありましたら、お客様へは掛け替えを進めて行きます。

 

⦿屋根を葺き替える方法を選択いただく


 

費用の問題はあるにせよ塗装ができない状態の中では既存の屋根を捲ってしまい葺き替えることがベストになると考えます。わが社ではできる限りお客様には良い選択をしてもらうように考えております。

その為に必要なことは伝えるようにしていきます。

 

まとめ

塗装の営業があった場合には、きちんと説明を求めてください。確かに現在塗料に関しては良いものが世の中に出回っております。ただし、錆びついた屋根を元通りにできる塗料の存在はないと考えていただきたいです。錆をきちんと除去して錆止めを行い、その上で上塗りを行う工程を理解ください。1工程でも省くことがあれば長持ちはしません。

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

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