外壁の雨掛かり、吸水をしてしまう壁

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外壁の雨掛かり、吸水をしてしまう壁

知って得する専門知識

2020/01/27 外壁の雨掛かり、吸水をしてしまう壁

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

 

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

◎素材に関わらず雨水を吸ってしまう外壁


 

次の画像をご覧ください。

 

雨水侵入、軒天井、雨漏り

 

壁の表面に不自然な状態が見られると思います。不自然な状態とはどういった事になるかと言いますと表面の黒ずみが確認できます。使われている素材の表面は吸水を抑えるための表面処理が行われているものの、仕上げの塗装を行うことで更に長持ちをさせることが目的となっています。

 

しかし、その表面塗装も雨風や紫外線を長く受ける事で経年劣化が起きてきます。劣化が起き始めると素材が徐々に吸水を始めて行きます。素材(外壁)のどの部分から吸水を始めて行くかと言えば…″断面″になります。当社が扱います鋼板、金属の製品も表面より切られた断面や曲げられた断面から錆びる様になってきます。

 

〇雨水を吸う事で雨漏りへつながる外壁


 

外壁の使われる素材は、モルタル、土、窯業系、金属系共に断面があり、その断面部分より吸水を始めて行きます。長い間吸水する事で素材(材料)は変化をして行きます。その変化は断面より徐々に上がり、表面にも表れてきます。その状態が2枚の画像のような形となってくるわけです。

雨水を吸う外壁の影響は外部ばかりでなく、内部(内側)へも影響が出て来ます。最近の住宅、建物の考えでは通気層を取り、透湿シートを貼るなどの施工を施してはいるものの基本的に吸水をさせない施工方法、維持管理は必要になると考えます。

 

外壁、軒天井、取り合い

 

壁、材料、雨水吸い込み
⦿縁を切る雨仕舞や取り合いの考え方


 

基本的な考えですが、屋根や開口部など外壁の仕上がりが取り合う部分には縁を切る為の処置や考え方が必要だと考えます。今現状の仕上がりではシーリング処理を基本としていますが、特に窯業系サイディングの場合には目地となる幅を設けて、サッシ開口の外周部(4面)をシーリング処理してしまいます。特に考えるべきはサッシ開口の上部になります。通気工法を取っている現在の工法では、雨水が入った場合に抜けてくる場所がサッシ開口になりますが、シーリングの処置をしてしまうと雨水は抜けません。

 

モルタルの壁もサイディングと同様に目地を取るようにして行きます。ただし、目地の取り方は下塗りをして、取り合いにはシーリング処理を行った後に仕上げを行う中でシーリングの上に塗り重ねる事で劣化を防ぐ考えがあると考えます。サッシ上の場合にはシーリング処理を行わず、下塗りの断面に上塗りを重ねる方法で行くのが良いと考えます。

 

窯業系サイディングでは、メーカーが指定する考え方として、切断面の後処理としてシーラー塗布と表面塗装での断面処理が指定されています。その考え方で行けばサッシ開口上部にシーリング処理はコーナー部分のわずかな場所で済むと考えます。

 

まとめ

当社でも金属サイディングのサッシ開口部分では独自の考え方で行っています。廻り縁の役物は三方までとして、サッシ上には水切りを取付けています。断熱材は15mm程度は切ることや鋼板の曲げ加工を行う場合もあります。

いずれの考え方も雨水を吸わせない事となっています。これからもさらに開口部廻りや屋根の取り合いには気を付けて行くべきだと思います。

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

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