屋根の勾配がない事での影響が出てしまっている

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屋根の勾配がない事での影響が出てしまっている

知って得する専門知識

2020/01/13 屋根の勾配がない事での影響が出てしまっている

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

 

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

◎塗装が出来ない状態になっている理由は何か


 

まずは2枚の写真を見て下さい!

長尺瓦棒 軒先 水たまり

 

長尺瓦棒 軒先 水たまり (2)

 

丸で囲ってある部分ですが、他に比べて少し塗膜の状態が違うと感じられると思います。実はこの屋根ですが、築40年近い屋根ですが途中では屋根の塗装がされてはいますので普通で見たら再度塗装でと…考えがちです。

状態を確認して良かったら塗装をお客様には勧めたいと思います。

 

ただし、丸で囲った部分の拡大写真と屋根の勾配(傾斜)の写真を見てもらうと雨水が溜まる理由は勾配が少なく、屋根の軒先に雨水が留まることで、雨水が先端部分からの浸入で屋根の下地が腐っている状態が屋根に昇って確認が出来ました。

 

屋根軒先 水たまり

 

長尺瓦棒葺き 屋根勾配 緩い

 

その状況から屋根の軒天井への影響がでてシミや腐り等になっていました。最終的には雨漏りが起きている事になっています。屋根の葺き方(横葺、縦葺)には基準になっています勾配が設けられています。

 

〇低勾配ほど危険な理由


 

現在、シンプルモダンと呼ばれる建物のデザインには縦葺が使われているケースが多くなっていますが、勾配をかなり緩くするケースが見られますが、軒先や水上部分にはかなり気を付けられた方が良いと思います。

屋根の勾配が緩いと危険なのは、水下水上も同様ですが雨水の流れ方が緩くなり、雨水の切れ方や伝わり方が変わることです。急になって行くことで雨水の切れ方や伝わり方がより良くなっていきます。技術的な考えがあれば尚良くなります。

雨水の流れ方を見ればわかりますが、新築当時の鋼板表面の状態は水はけが良い、それが経年変化で表面の塗膜は風雨や紫外線の状況で、どんどんと劣化をして行く中で流れ方も悪くなっていきます。さらに言えば画像のような状況が現実に起きてしまうと屋根にとっては危険な事だと考えます。維持して行く中では途中で塗装を行う中で雨水の流れ方は変えられますが、根本的に勾配を緩くする事は危険性が高いと考えます。

 

 

⦿勾配を緩くしても問題がない屋根を作るには


 

緩い勾配でも対応が出来る屋根の考えを有効にするには、最低でも安全である勾配や屋根材のみならず、屋根の下地、防水紙の状態、雨水が浸入した際の抜けて行く方法などのすべてを考えた時に問題がないと考えたいです。

今の屋根材もかなり進歩を続けていますが、我々の技術もまだ追い付いていないところがあると考えます。

 

まとめ

屋根は降った雨水を集めて、きちんとした流れで排出が出来る事が重要であると考えます。

長く屋根を維持して行けるような屋根材の選定、鋼板選び、下地の調整を我々業者は協力して行うべきだと思います。その上で意匠にはこだわっても良いと思います。

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

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