窯業系サイディングのつなぎ目

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窯業系サイディングのつなぎ目

知って得する専門知識

2020/01/06 窯業系サイディングのつなぎ目

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

 

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

◎金属サイディングとは大きく違います


 

現在、一般住宅の壁材として主流となっています窯業系サイディングですが、主な話は

つなぎ目でもシーリングを施す部分を良く聞くかと思いますが、今回はサイディングを

貼って行く際の實(さね)部分の止水性について確認して行こうと思います。

 

写真をご覧ください。

つなぎ目

 

通常このような状態になっています。實(さね)部分には白い止水材(防水材)が付いています。貼り上がると同時に釘止めや金具止めを行って行き、重なり部分の止水材は重なると同時に密着して雨水の浸入、浸水を防止します。

さて、窯業系と金属系ではこの實(さね)の構造が大きく違います。違いについては次の図面をご覧ください。

窯業系サイディング

 

金属サイディング

 

窯業と金属では使用する材料の根本的な違いもそうですが、實の構造もここまで違うわけです。雨水の浸入を防ぐ為の考え方として金属の場合にはハゼと言う独特の考えがあり、

屋根材も含めて壁材であってもつなぎ目の部分は雨水の浸入に対しては厳しい考えがあります。

 

窯業系サイディングであっても、雨水浸入を防ぐ為の實の構造を暴露試験や風道実験により検証して世の中に出しておりますので一概にどちらが優れているとは結論は出せません。

材料の選択には地域、意匠、コストなども含めて決められますので、不明な点がありましたらお気軽に問い合わせください。

 

□まとめ


 

今回の様なつなぎ目の構造の違いは、材料、製造方法が違うことから考え出されています。

例えば共通して気をつける事は何かといえば…

“水平に貼る”ことです。壁を水平に貼ることは意匠的には最も重要である事はわかるかと思いますが、水平ないと何が起きるかといえば…

壁を流れ落ちる雨水が、つなぎ目(實)を伝わり流れて行く現象があります。屋根ではよくありますが、少し強い風が吹くとつなぎ目を雨水が横走りする現象が見られます。思わず雨水が行く事で起きる雨漏り事故も確認されることがあります。特に窓廻りのシーリングが劣化で切れていた場合には雨漏り事故につながります。

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

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