住宅を改修した後に起きた白蟻の発生

宮下板金工業有限会社

0265-23-0224

〒395-0821 長野県飯田市松尾新井5688-1

営業時間:午前8時~午後5時

ブログ

住宅を改修した後に起きた白蟻の発生

スタッフブログ

2019/11/18 住宅を改修した後に起きた白蟻の発生

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

 

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

 

◎床下の空気の移動が止まって湿った状態から発生


 

お客様からの相談があり、「床下で羽蟻を見かけた」という話を聞きました。その自宅自体は改修が施されきれいな住宅でした。相談の内容に疑問を持ったのは現在の住宅ではなかなかない状態の話で、今の住宅の基本的な考えでは基礎と床下はコンクリートの打設が行われて、昔の様に床下が土になっている家は少なくなっています。

しかし今回のお客様のお宅は床下のほとんどが土になっています。点検口より確認をさせてもらうと状態が確認できました。特に羽蟻を見かけた部分の土を手で触って確認すると湿った感じを受けました。

さて、住宅の基礎は建物の外周部になります。床下内の換気については現在の工法として家その途中に取付ける換気口と基礎と土台に間に連続で設ける基礎通気があります。しかしお客様と確認しますと換気口等は建物の2面のみになっています。

 

 

〇床下の通気が止まった事で起きる事や改善する方法は?


 

自宅の周辺の状態によります。白蟻等が発生する状況は湿気が多い場所、雨漏り等が起きている事などの水分が多い場所になっているとされています。この度の件ですが、通気が悪い状態の他にもお客様からのヒアリングで確認をしましたが、今できる改善策として壁に換気口を設ける策を取ることとしました。

現在の基礎へ換気口を設ける事は基礎の設計上できませんので、外壁の通気面の間を使いまして床下への空気を入れる方法を取りました。

 

 

⦿機能、意匠、雨仕舞を考えた通気部材の提案


 

画像をご覧ください。

壁通気、製作、図面

 

お客様に説明を行った上で採用してもらう様になりました。その上、一部には犬走を増やしてより外廻りの湿気の多い部分から基礎を遠ざける工事も行って行きました。また、他には宅内で床下の状態を確認して行く為に床下の点検口も設ける工事も同時に進めて行きました。換気口を取り付ける工事では既存の壁面に設けている通気部分へ外から穴を開ける事で反対側からの空気の流れを作ると同時に、その反対側へつながる空気の入り口も確保しました。

完成した状態と製品の吸気口の状況は次の画像をご覧下さい。

 

通気、壁、床下

 

壁面通気

 

まとめ

工事途中での壁面の下地に開口を空けていく段階でも空気の流れを感じる状態をお客様と確認して行きました。工事完了後からは経過を観察しながら床下の土の状態を各場所で確認して行きます。

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

宮下板金工業有限会社 代表取締役 宮下 隆行
住所 〒395-0821 長野県飯田市松尾新井5688-1 営業時間 午前8時~午後5時
定休日 毎週土・日曜日、正月、GW、お盆
電話番号 0265-23-0224→不在の場合には携帯電話に転送されます。

問合せボタン

TOP