ポリカーボネート製品の状態を確認し、どのように扱っていくのがいいのか

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ポリカーボネート製品の状態を確認し、どのように扱っていくのがいいのか

知って得する専門知識

2019/11/25 ポリカーボネート製品の状態を確認し、どのように扱っていくのがいいのか

宮下板金、キャラクター、みやちゃん (ブログ用)

お客様は「屋根塗装、外壁塗装、飯田市」のキーワードで検索をされて宮下板金のWEBサイトへ来て頂きましてありがとうございます。WEBサイト内にあります当社のブログは定期的に更新をしておりますが、その内容はお客様がお持ちになる住宅や建物の主に外皮(外廻り)の仕上がり、維持管理、リフォームに関する事を中心に書いております。

 

 

◎今や便利で汎用な製品であっても寿命は来る…


 

ポリカーボネート製品の製品は今や住宅、建物、工場など多くの場所に使われるように

なってきました。製品には波板、折版(セッパン)、平板ほか建築、土木などにも使われるほかには自動車等にも見られます。

 

今回は建築にこだわって紹介をして行きます。

基本的なことですが、最近のポリカーボネート製品は一般的な寿命の目安は「約10年」になっています。今の新築住宅も10年を目処に考えられています。10年を経過すると修理、手直しが必要なところが出始めます。例えば、外壁の塗装面、壁のつなぎ目、サッシ廻りなどのシーリングなどはお客様自身でも確認ができることがあります。

ポリカーボネートの波板ですが、次に紹介をします画像を見てもらうと知らぬ間にすごい状況になったものも見かけることがあります。

 

画像のような状態ともなると強風で飛ばされることも考えられます。ポリカーボネート波板などは明かりを入れるために使うように考えられています。製品の表面が日焼けし、変形が起きた波板ではほぼ役に立たない状態です。

ポリカーボネート、波板、日焼け

 

ポリカーボネート波板、変形

 

 

波板、変形、ポリカ

〇どの部分見て交換時期を判断するのか


 

次の画像を見てください。

 

ポリカーボネート板、被膜、剥がれ

 

ポリカーボネート板の表面を写したものになりますが、肌が日焼けをして皮がめくれる状態と同じになります。めくれているのは何かといえばポリカーボネート板を紫外線から守るために表面に塗っている材料になります。今の住宅、建築で最も維持管理をして行く上で必要とされるのは紫外線から守ることが重要となります。

 

画像のように表面が劣化した状態が続いた場合には、製品自体の割れにつながるようになります。こちらのようなポリカーボネート板ともなると交換の費用が高くなるので一度にはできないことも考えられます。波板でしたら費用面のことも考えれば安価でできるかと思います。今の波板屋根も厚みが0.7mmの上に紫外線から守るための塗膜が施されていてポリカーボネート板と同じような現状が起きます。

 

 

⦿施工方法に関心を持ってもらいたい


 

ポリカーボネート波板の施工は個人、業者でも可能になっています。材料を重ね、ビス又は釘打ちになっています。

簡単に葺く、貼ることが出来る波板ですが、施工上の注意する点があります。まずは重ねになります。一般的な重ねは1山半とされています。しかし屋根に葺く場合には勾配により2山半になります。波板は山高が9mmと少ないために降雨量が多い場合には重ね部分より漏水が起きるケースがあります。

 

その他には波板を取り付けます傘釘、金属製フック、プラスチックフック、傘付ビスが市場に出まわっています。

傘釘

 

金属製フック

 

プラスチックフック

 

ポリカーボネート傘ビス

釘は打ち付ける事から簡単に誰でも可能ですが、止水性に難がある為に緩みやすい事や雨水が侵入しやすい事が確認されます。金属製のフックの場合は取り付けを行う際に、下穴を開ける作業があることや緩みが起きた時は再度増し締めが必要になります。プラスチックフックはアルミ製のエクステリア商品用いられていますが、紫外線等で劣化が起きてフック部分が壊れるケースがあります。

 

最近では金属製の傘やポリカーボネートの傘を使いビス止めを行うものが多くなってきました。プラフックの代わりに金属製で色付きのフックを使うケースもあります。波板を葺く中でも長く維持させていくには材料や施工方法についても考えて行く必要があります。

 

金属製フック、カラー

 

まとめ

ポリカーボネート製品も市場に多く出回ってきていますが、扱いに関しては簡単に考えてしまう事は維持して行く上でマイナスです。知識や技術は必要になってきます。また表面の状態を確認して行く事も交換時期等を知る上では大切になってきます。先にも書きましたが目安は「約10年」になります。そこからの数年については状況で判断していく様になります。

最近起きています台風等の災害で起きている状況を見ると製品自体の劣化が進んでいるか止め付けている部品等の劣化によるものが大きな要因になっています。業者の責任ばかりだはなく、依頼されたお客様の管理にも要因がありますので、この機会にご理解と確認をお願いします。

 

 

宮下板金工業からお客様へ

お客様がお持ちの住宅や建物の外皮(外廻り)は紫外線、風雨など影響を受けております。外皮に使われている素材、材料は時代の変化、要望により進化や変化しておりますが、実際に見直してみると維持管理や機能、性能を変える役割を持っています。逆に今の素材だけでは今の住宅を維持して行くのは難しいと考えます。

当社では住宅本来が持つ役割を見直しながらこのブログで発信をしていきます。

 

宮下板金工業③,雨漏り110番飯田店 看板③

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